実子が先に亡くなっていたケースでの財産調査と遺産分割の解決事例
状況
今回ご紹介するのは、被相続人である祖母が亡くなったものの、その実子である依頼者の父がすでに他
界しており、孫である依頼者も相続人の一人となったというケースです。
生前、祖母とは同居していなかったため、財産の内容がほとんど分からず、相続手続の着手すら難しい
状況でご相談をいただきました。
当事務所からの提案&お手伝い
まず重要なのは、相続財産を正確に把握することです。祖母名義の不動産がどこにあるのか、また預貯
金がどの金融機関に存在するのかも不明でした。そこで当事務所では、戸籍を収集し法定相続人を確定
したうえで、固定資産税情報の照会、名寄帳の取得、不動産登記事項証明書の詳細な調査を行いまし
た。その結果、祖母名義の土地建物が市内に一筆、農地が郊外に一筆あることが判明しました。
さらに金融機関については、祖母が使用していた住所や生活状況から候補となる銀行・信用金庫をリス
トアップし、残高証明・取引照会を依頼しました。時間を要しましたが、最終的に二つの銀行に普通預
金と定期預金が存在することが確認できました。
財産の全体像が明らかになった後、依頼者様と協議し、不動産については将来的な管理の負担を考慮
し、売却して金銭で分ける方針を採用しました。幸い、権利関係は複雑ではなく、相続人も全員連絡
の取りあえる方であったため、遺産分割協議書はスムーズに作成できました。
また、相続登記についても迅速に申請し、預貯金の解約手続きまで一括してサポートしました。
結果
手続き完了後、依頼者様は
「財産が全く分からず不安だったが、調査から分割の相談まで任せられて安心できた」との言葉をくだ
さり、相続の見えない部分を丁寧に解きほぐす重要性を改めて実感した事例となりました。
相続財産の内容が不明な場合でも、調査の方法は多岐にわたり、次の手続きに繋げることができます。
もし同様のお悩みを抱えている方がいらっしゃれば、専門家へ早期にご相談いただくことをお勧めしま
す。





































