リースバックを活用した相続・不動産対策
状況
ご実家の処分について、息子であるAさんからのご相談です。
ご実家には、Aさんのお父様がお一人で住まわれており、当面はこのままご自宅に住み続け、今すぐ処
分する意向もないが、いざ、将来ご自身が施設等に入所する時期が来たら、良いタイミングで売却でき
るかどうか心配していらっしゃいました。Aさんは別にご自宅をお持ちのため、今後ご実家に戻られる
予定はないとのこと。また、将来の売却時には判断能力が低下していて処分できないといったお話も聞
かれたそうで、相談に来られました。
当事務所からの提案&お手伝い
ご自宅につき、お父様は今は住み続けたいが、将来処分したいタイミングでうまく処分できるかといっ
た点を心配していらっしゃいました。
結果
当事務所では、Aさん及びお父様のご意向を実現するために、現時点で何かできる対策はないかと考
え、現状で不動産会社に売却し、その不動産会社から引き続き実家を借りて住み続ける「リースバッ
ク」の方法をご提案しました。
ちょうどこの方法に対応して頂ける不動産会社が見つかり、今の時点でご実家を売却し、その後賃貸
借に切り替えて、ご実家に住み続けることが出来ました。
当面はご自宅に住み続けたいが、将来のある時点では売却する意向があり、けれどそのある時点が
明確に定まっていないというような本事例においては、居住する不動産を「所有」から「賃貸」に切
り替えるリースバックの方法がうまく当てはまり、Aさんもお父様も大変喜んでおられました。